身近な問題としての不用品リサイクル


本当に進歩したといえる?

けっこう現代人って、中世の欧州とか江戸時代の日本とかって聞くと、科学も何もかも進歩した現代といった感覚で、上から目線で昔の時代を見てしまいがちですが、たとえば不用品のリサイクルといった観点でみた場合、現代って本当に昔よりも進歩したと言えるのでしょうか?例として江戸時代の日本と現代の日本を比べてみた場合、あきらかに江戸時代の日本のほうが上手に不用品をリサイクルしていたといえます。

外国人の記録

江戸末期の日本を訪れた著名な外国人のひとりに、トロイ遺跡の発掘で知られるドイツの考古学者がいます。彼が日本を訪れたとき、まず感心したのが当時の日本の清潔さ、そして不用品を大切にリサイクルする日本人の精神でした。もちろん当時の日本に不用品の「リサイクル」なんて言葉はありませんでしたが、そのライフスタイルはまぎれもなく、地球に優しいエコなものでありました。

江戸時代のリサイクル

それではドイツの著名な考古学者を感心させた、江戸時代の日本の不用品リサイクルとはどんなものだったのでしょう?ここでは例として紙を取り上げてみましょう。なんと当時すでに江戸では、使用済みの紙を回収する業者もいたのです。不用品として回収された紙は、ふすまの下張りとしてもリサイクルされましたし、今でいうところのトイレットペーパー(江戸での呼称は浅草紙)としてもリサイクルされました。江戸はエコな大都市だったのです。

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